ナベの足跡 20

この足跡シリーズも今回で20回を数えました。(前回からしばらく開いてしまいましたが・・)

何とか退職の段取りをつけたナベですが、やはり一番きつかった(辛かった)のは、親の了解が得られないことでした。

それまでの30数年間の人生のなかで、ナベの意思決定の大きな部分を占めていたものは、「他の人から見て、おかしいと思われないだろうか?」とか、「こういう判断なら親も納得するだろう」という他者(親)の目を意識したものでした。

それゆえに、親のほうもナベに対しては、あまり変なことをする奴ではないという思いもあったと思います。

そのナベが、子供3人を抱えて、安定した会社を辞め、自営業、それも聞いたこともないような靴の教室を始めると言い出したのですから、親にしてみたら、どんな説明を受けても受け入れられなかったと思います。

初めて両親と話したときは、「親に自分の気持ちを正直に話せば分かってくれるはずだ、最後は理解して応援してくれるに違いない。」そう思って自分の気持ちを話したのですが、理解を得ることなど出来ませんでした。

平行線のままその日は家に帰りましたが、家に向かう電車の中での憂鬱で悲しい感覚は今でもはっきり思い出せます。

でも、家に帰ってマーに親との話のことについて説明した後に、マーに言われたことで気持ちが少し楽になりました。

「会社員だった親に、理解してもらおうというのが無理だよ。」

「親は会社員だったことで今の安定した生活を得たんだから、それが一番いいと思うのは普通じゃない。」

「むしろ変に理解が良くて応援(援助)されるとナベが甘えるようになるから、反対してもらって何も応援されないぐらいのほうが良かったんだよ。」

本当にその通りだったので、その言葉で理解を得られなかったという事実をナベ自身が受け入れることが出来ました。

足跡 21に続く・・。


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